2024/12/04 11:30


以前、自分を表現する際に「私」に違和感を感じ、「僕」という言葉を使うと書いた。

「僕」の読み方には、(ぼく・しもべ・やつがれ)がある。

意味としては、

  男の召使い・使用人・しもべ
  男が自分を指す代名詞
  同等及びそれ以下に対する自称
  (周りに対して自分がへりくだっているという意味)

とある。


一人称の「僕」は、吉田松陰が流行らせた言葉らしい。 
 吉田松陰が自分をへりくだって言う言葉として使い出し、それが松下村塾で流行したそうだ。


現代では、親しい間柄で「俺」よりもやわらかい表現として用いられる、ともされる。



どうして、「僕」の方がしっくりくるのか?

その裏には何があるのか?


WEB上に “男性が「僕」と言う心理は?” という記載があった。


それによると、

「僕」を使う男性は、「優しい」「落ち着いている」「大人っぽい」といったイメージを持っています。
「オレ」には上からモノを言うというイメージがあり、「オレ」を使用することに強い抵抗感があるといいます。

とのこと。


確かにそれはある。


でも、だからと言って「俺(オレ)」を全く使わないかといえばそうではなく、使うときももちろんある。
これは僕の場合、気の置けない相手の前で使うことが多い。


また、「僕(ボク)」は、“自分と対等な人や目下の人に対して使用する一人称”とされるが、僕は、むしろ年上の人と話すときに「僕(ぼく)」という言葉が自然と出てしまう。


ビジネスにおいては、「僕(ボク)」は、カジュアルすぎる表現のため本来マナー違反とされているが、最近では、親しみやすさを感じることもできるため、人間関係を構築しやすい雑談や食事の場などでうまく使うと良しとされる傾向もあるらしい。


僕が、「僕(ボク)」を使いがちなのは、すぐ人の下に入ってしまう癖があるからかもしれない。


“謙遜・へりくだる”と言えば聞こえが良いが、実際そうではなく、ただただ自分を相手の下に置くだけ。


気が弱いのかもしれない。


割と小心者ではある。


自信が無いわけではないが、下に入った方が楽なのかもしれない。


「この癖は良くないなぁ、もっと堂々としていなきゃ」といつも思いつつも、正すのはなかなか難しい。


生きてきた中で染みついた癖だから。


その方が、世渡りしやすかったんだろう。


ある意味、 “自分の方が下です、あなたの方が凄いですよ” 的な下からの「マウント」なのかもしれない。



なんにせよ、「僕(ボク)」もそうだけど、

自分の「心地良い言葉選び」をして人生を楽しく過ごして行こうと思う。