2024/12/08 09:55


散歩をしていて公園の土を踏むと、少しホッとする僕がいる。

砂混じりの土。

柔らかい感触、ざらついた小石、ザクザクという音。

歩いた路には薄っすらと足跡が残る。

普段アスファルトに慣れていると、土を踏み締める感触が心地良い。

地球の核から来る熱量を足裏で捉えやすい。

土の温もり。

でもね、アスファルトも本当によく出来たもんで、何とも歩きやすい。

以前、未開の山を開拓した時に思い知らされた。

張り巡らされた樹々の根が地上に浮き出し、葉や石、折れた枝、低木が行手を阻む。

舗装されたところはもちろん無く、僅かに見つけられるのは、恐らくそうだろうと思う獣道くらい。

とにかく凸凹していて、平らなところなど何処にもない。

しかも斜面ばかり。

数メートル進むにも、本当に苦労してドップリ疲れたのを覚えている。

アスファルトの路の素晴らしさ、歩きやすさに感謝が湧き出る。

人間の力も素晴らしい。

何気ない地面だけど、

土もアスファルトも、「自然も人工も」どちらも素晴らしい。