2024/12/15 12:37

以前、“「直観力」の鍛え方”について書いたことがあるけど、
「直観」には、少し注意点がある。
コレは気付きづらい事なんだけど、
直観と思われるものが、過去の経験値から来る「分析」に基づいた判断である事が多々あるから。
実はこれ、“ 直観かそうでないか(分析)”には、
出した答えに「根拠(理由)があるか無いか」でわかる。
直観には、根拠が無い。
(つまり、頭で考えていない)
僕は、もともと直観とは上で書いたように「過去の経験・体験からの予測機能によるもの」だと思っていた。
それ故、「勘(カン)が働く」と。
でも違う。
今まで体験したことの無いような危機的状況でこそ、直観は働く。
まさに、防衛本能のようなもの。
そう、「本能」。
極端な例で言えば、
初めて異国のジャングルに訪れ遭難した時、
少しは知識や経験を役立てることはあるだろうが、多くは直観頼りの奇跡的行動を繰り返し生き延びたりもする。
直観には根拠(理由)が無いため、表面上、自信が無いように見える/感じるかもしれない。
でも、潜在的に必ず確信がある。
まさに、
「根拠のない自信」
大いに結構。
直観は本来、決して悪い方向には行かないのだけれど、
直観(=根拠のない自信)で動くのは、自分一人の時をオススメする。
集団行動の際に一人の直観で判断すると、きっと反発を買うだろう。
他人は、基本的に理由を明確に提示できないと理解を示してもらえない。
でもね、
あなたに根拠が無くても、それでも付いてきてくれる、一緒に行動してくれる人がいるなら、巻き込んでも良いと思う。
その人にはあなたに付いていくだけの別の根拠があるはずだから。
そんな人がいたら、それはとっても幸せなこと。
大切にしてほしい。