2024/12/24 11:30


散歩道の公園には、「鶯(うぐいす)」がいる。


 “うぐいす色” という表現になってしまうが、

その身体は、言うなれば “苔色” 。

ところどころ、明るかったり濃かったり。

鮮やかな黄緑色や深みのある濃い抹茶色も見てとれる。

つるっとした毛並みが、とてもとても美しい。

小さな身体で短い距離を頻繁に飛び回っていて、可愛らしい。


良く柿を食べている。

大きなムクドリに追いやられたりしながら、3.4羽のうぐいすが柿を突いている。

子供の頃、僕はうぐいすは梅の時期にしかいないと思っていた。

そんなわけはない。

晩冬~春先にかけて姿を見せるイメージだが、もちろん生き物なので一年中いる。

「梅に鶯(うぐいす)」

今、僕の中では、

「柿に鶯(うぐいす)」


ちなみに、

「梅に鶯(うめにうぐいす)」の意味は、
“取り合わせが良く、美しく調和するもののたとえ”で、縁起が良いものを表現する際や仲の良い間柄を表す。

なんにせよ、

本来いつもいる鶯(うぐいす)が、イメージとして周りから注目を浴び輝く時。

それは、梅の時期。


人間も同じ。

人にも、輝く「時期」と「場所」が必ずある。

慌てる必要はない。

ゆっくり探せば良い。

その時は、きっとある。