2025/01/19 11:30


冬真っ盛りの1月中旬。

けれど、旧暦の「大寒(1/20)」を前にして、

もう、自然には「春」の予感がある。

※大寒・・・1年を24に分けた二十四節気の最後の暦で、1年で最も寒さが厳しいとき


それは、陽射しや風、空気感、鳥の姿、樹々の装い、草花のちょっとした芽吹き具合でも感じとれる。

自然は、現状の世界よりもちょっと先を進んでいる。

感じ取って、準備をしている。


人の身体や感覚も、実はそう。

いわゆる「センサー」というやつ。


頭だけがついて来れない。

頭は、この時期は冬としか認識していない。


頭・脳からの指令、“電気信号が身体を動かす” と科学的には証明されている。

でも、実は違う。 


身体・体感が先。


僕は、そう思う。

「頭より、考えるよりも先に身体が動いている。」

これ。


感覚や体感、直感と言われるものが先にあり、

その後、頭・脳が捉え、理解し、言語化をする。


身体は「センサー」に長けている。

危機的状況には、頭よりも先に身体が反応する。

頭を働かせてからでは命取りだ。

反応が遅すぎる。


スポーツでも反復練習で身体に覚え込ませるのはそのため。

その状況が来たら、身体のセンサーが反応し勝手に対応する。

例え、意識が飛んでいたとしても。


頭は、せっかく身体のセンサーが捉えたものを、

刷り込まれた常識や知識で打ち消しがちなので、その判断には注意が要る。


知識、そして考えること(思考)は確かに大事だけど、

思考は、時間に余裕がある時・余裕を作って判断すると決断した時、に活用する方がいい。

じっくりと。


普段センサーが捉える何気ないことに “嘘” はない。

だから、もうちょっとそのセンサーに注意を向けてみたらどうだろう?