2025/02/26 11:30


いつも座るベンチの足元

砂の上に直径2センチほどの円い物体があった。


虹色に輝いている。


見た感じとても薄く

よく子供のお菓子に付いている様なシールか何かかと思った。


座る際にちょうど足の置き場にかかるから

それを軽く足で払って避けた。


座ってすぐに何だったのか確認しようとしたら

それはもう、そこには無い。


砂に埋もれたのかと思い、近辺の砂をほじくり回しても

靴の裏にくっついてしまったのかと確認しても

それは、どこにも無い。


完全に消えてしまった。


泡の様なものではなかった。

シールの様な薄い一枚の何かが、確実にあったのに。


朝の不思議。


でも、世の中には不思議なことがたくさんある。

だから、不思議であってもおかしなことではない。


何が起きても、全てが想定内。