2025/03/28 11:30


霞掛かったような空に

うっすらと乳白色を伴った淡い水色が顔を出してきた。

雨が上がったばかりの大気は湿気を帯びている。

晴れた一日は、今からスタートする。


春は、風がある。

風の日が多いと言った方がいいか。


昨日の午後も強い風が吹いていた。

「春一番」ともいうけど、強い風が吹く。


「風の時代」とは関係ないけど

昔から春には風がつきものだ。


春の風は概ね強いけど

僕は、「春の風」には“優しさ”を感じる。


春の優しい風は

様々な香りを届けてくれる。


冬の名残りの乾いた芝の香り

くすぐったいような甘い花の香り

少し蒸した土の香り

みずみずしい新緑と木の皮の香り

パンを焼くときのような少し焦げた太陽の香り


どれも自然の芽吹きと共に

何か新しいことへの期待と

強いエネルギーを運んできてくれているように感じる。


そのエネルギーの波に乗るか、見送るかは自分次第。


ポジティブな気持ちが自然と芽生えたら

その気持ちは素直に行動に移す。


どんな些細なことでも

毎日、何かひとつ踏み出してみて

その踏み出した自身を褒めてあげる自分であろうと

僕は思う。