2025/04/03 11:30

昨日の「フォーカス」に続く話しだけど
今更ながら気付いたことがあった。
「点字ブロック」
それ自体は、歩道や駅のホームでいつも認識している。
黄色い道。
その上を歩くと
多くの人は歩きづらいなぁと感じることもあると思う。
道端でたまたま点字ブロックの上を歩いた。
それは縦のライン、棒状に凸凹のあるブロックだった。
それを眺めながら、黄色の道に沿って歩く。
幸い誰もいないから、目の不自由な方の迷惑にもならない。
そこで、「あっ!」と思う。
“なんで今までこんな事にも気付かなかったんだ” と。
黄色い道が方向を少しでも変える場所
そして
黄色い道が終わり一旦ストップが必要な場所
(信号や横断歩道、階段、エレベーターの前など)
では、棒状ではなく「丸型の点字ブロック」になっていた。
みんなは知っていたかもしれない。
そんなことは常識だろう、と。
でも、僕は知らなかった。
今まで幾度もなくその上を歩いた。
足の裏にその形の感触を得ていたにも関わらず
何も気にしていなかった。
完全に意識の外にあった。
目の不自由な方にとって
とても重要な情報だ。
これは僕自身に言えることだけど
間違った自分探求を進めると
視野が、意識が極端に狭まる。
自分に必要がないと思うものへの
重要度や価値がだいぶ下がってしまう。
独りよがりな世界に埋没してしまう。
自分の意識と感覚の枠を広げると
他の人が大切にしているものが見えてくる。
それは、世界の広がりであり
自分自身の拡大でもある。
前にも書いたけど
無駄とも思えるものの中にこそ
自分を成長させるヒントがある。
直線距離で行く早さより
回り道にこそ、多くの経験と学びがある。
僕はどうしても
無駄を省く、早さを求める
という概念が抜けきれない。
もっとゆったり余裕を持って生きていきたい。
もっと世界が広がるように。