2025/06/25 11:30


梅雨の雨

「湿気」がすごい


ヌメっとした、重たい何かがまとわりつくような感覚

身体を押し潰そうとする圧力を少し感じる


ピリピリ、チクチク

常に何かが触れてるような気がして

肌がむずかゆい


小さな小さな気泡の果てしない集合体が

空間を埋め尽くし

僕はその抵抗をかき分けて進まなければならない


でも

コンビニの入り口から吹く冷たい風が

まるでモーセのように気泡の海を大きく割り

僕は悠々とその中を進むことが出来る


冷たい空気が

まとわりついた何かを削げ落としてくれる


足元はすでにびしょ濡れだ


雨の日にコンビニに入ると

僕は毎回、傘を盗まれないかな?と心配になる

ただのビニール傘なんだけど


そして、その時にいつも思う

僕は人を信じてなさすぎる



疑うことが多いと無駄に疲れる


素直に信じることが出来たら

もっと楽に生きられるのに


損得の意識が身体に染み付いている


湿気の話から損得意識まで話が飛んでいった

朝の思考と感覚