2026/03/29 08:11




靄(もや)の朝


僕は、大きな大きな平原の中心に立つ

僕を中心に半径100m以上は

下草以外に何もない


その先には、満開の桜の木を見ることが出来る


様々な鳥たちの鳴き声が響き渡る


太陽と僕の間には

うっすらとした、それでいて大容量の

水蒸気の膜


湿った柔らかい土

何かが動く気配

ミミズがモゾモゾと顔を出す


朝露ですっかり濡れてしまった靴


朝陽が強まり、次第に暖かさが増す


あたり一面に広がる下草の朝露が

一斉にキラキラと輝き出す


時たま水色の空を通り過ぎる飛行機の音が

唯一の人工音


吹き抜ける風


感覚」にのめり込める

とても素敵な朝